あの大震災から、2年半以上が経ちました、復興の様子が気になりつつ、復興支援というと、なんだか重苦しい雰囲気になってしまったり、躊躇してしまいがちですが、そんな気持ちを払拭してくれるのが、石巻発ブランド「Puchinya」(ぷちにゃ)と東北ちくちくプロジェクトのコラボ商品「こらぼもふもふ」。
猫の顔を羊毛フェルトで作ったキーホルダーは、手作り故に同じものが2つとなく、また作り手の個性から顔が1つ1つ微妙に違うのがポイントです。猫好きだけではなく、犬派でも思わず飛びつきたくなる「こらぼもふもふ」は、そのカワユさ故に、発売の翌日には売り切れてしまったとか。
キーホルダー型の「こらぼもふもふ」は、バッグにチャームとして付けたり、携帯につけたり、お化粧ポーチのポイントに付けたり、どこに付けても存在感バッチリのデザイン。
少しこの製品の背景をご説明すると「Puchinya」は、メイドイン石巻をコンセプトに、震災により大きく痛手を受け、以前より石巻で盛んだったウェットスーツ産業を活かし、復興や自立に繋がるようなことが何かできないか?と考え震災後発動した石巻発のブランドです。
主に、ウエットスーツ製作の過程で、どうしても出てしまう端材を使用し、小物などを製作。今では主力製品である猫顔型の「でか猫ポーチ」は、北は北海道、南は九州まで幅広いファンをゲットし、海外に渡ったでか猫もいるそうで、人気のほどが伺えます。
一方、東北ちくちくプロジェクトは、編み物や、縫い物より気軽に始められる羊毛フェルトで、復興支援や、自立支援を行っています。震災後、被災した方を励まそうと、東京のママ達が集まり、羊毛フェルトで小物を作って被災地に届けて喜ばれたそうです。そこから発展し、被災した方が気を紛らわすことができるようにと、羊毛フェルトのワークショップを開催などしていったとのこと。圧縮前の羊毛フェルトはふわふわとして柔らかく、その感触も癒しに繋がっているかもしれません。
そんな両者が今回コラボ。「こらぼもふもふ」の制作にあたっているのは、東北ちくちくプロジェクトの石巻部隊。石巻には、プロジェクトの東北拠点ともいえる、「ちくちくカフェ」(注:カフェサービスを提供している訳ではありません。)が2012年6月にオープンし、いつでも集まって楽しくおしゃべりしながら、羊毛フェルトクラフト体験ができる集会所として大活躍しています。ちくちくカフェでは、技術指導を行い、上達した人の作品はその場で買い取り、本人にキャッシュバックする仕組みをとっているそうです。
2つの活動に共通していえるのは、支援だけでは無く「自立」を挙げ、末永く活動を存続させ、復興に繋げたいと考え方。真に地元や、そこに住む人々のため、ちょっぴり実益を考えながら活動しているので、製品へのこだわりもあり、また創意工夫、想像する喜びを大切にしてるため、このコラボにあたっての「Puchinya」から「東北ちくちくプロジェクト」へのリクエストは『内職スタッフさんのセンスにお任せ。模様、色、自由にやってみて。』ということでした。これは作り手の個性を活かし、創意工夫に繋がり、より良いものを作ると言う気持ちが自然と出てきて、クオリティも上がっていくということに繋がります。
カワイイから欲しい!そんな動機が一番先でも良いのでは無いでしょうか、それもエシカルな消費で、広く復興に繋がっていきます。
カワイイから選んだら、それが復興に繋がった。
復興を応援したいと思ったら可愛かった。
どちらも、石巻を応援することに変わりありません。
エシカルなことが好き、カワイイものが欲しい、石巻を応援したい、そんな方は、ぜひカワイイ「こらぼもふもふ」をチェックしてみて下さい。石巻の女性達の石巻への想いと、しなやかな前向きの力をギュっとつめた「こらぼもふもふ」、あなたも羊毛フェルトのやわらかい感触に癒されませんか?
販売:Puchinyaのオンラインショップ
「東北ちくちくプロジェクトコラボ こらぼもふもふ ゴールド金具」
http://puchinya.shop-pro.jp/?pid=67024656
「東北ちくちくプロジェクトコラボ こらぼもふもふ シルバー金具」
http://puchinya.shop-pro.jp/?pid=67309829
東北ちくちくプロジェクト
http://chikuchiku.soyokazeya.com/