国連WFPが開発した、スマホのタップでシリアの子供に食事を送れるアプリ「ShareTheMeal(シェア・ザ・ミール)

d9064-114-750044-1

アラブの春から早5年。良くなるどころか、ますます混迷を深めていくシリア情勢ですが、紛争は暴力により命や平和のみならず「普通にご飯を食べる。」という大切なことがらを奪っています。

それは例え紛争地帯から運良く逃れられたとしても同様で、たまに流れるニュースで、シリアから逃れた難民の様子を見て、今すぐに何か買って子供達に食べ物を渡したい。と思う人達も居るかもしれませんが、直接届けるのはなかなか難しいですよね。

そんなあなたに変わって食事を届けてくれるのが、飢餓のない世界を目指して活動する国連の食糧支援機関である『国連WFP』。毎年、およそ80か国で8000万人に食糧支援を行っています。

そんな国連WFPがスマホで簡単に食事を送れる支援アプリ「ShareTheMeal(シェア・ザ・ミール)」を開発しリリースしました。「ShareTheMeal(シェア・ザ・ミール)」は食事をシェアするという感覚で、スマホをタップすると、あらかじめ登録しておいた支払い方法で60円が募金されます。日本では缶ジュースも買えないような金額ですが、その60円で子ども1人に1日分相当の食事と栄養を届けることができます。

 

https://youtu.be/-oFJJXfXySk

募金は、国連WFPの学校給食プログラムを通じて、ヨルダンで避難生活を送るシリア難民の子ども達へ給食を届ける活動に使われるそうです。

スマホのアプリをタップするだけで、どこかでお腹をすかせている子供がご飯を食べられるようになるなんて、何かしたいけどどうしたら良いの?という人にも簡単に一歩を踏み出すツールにもなりそうですね。

国連WFPのプレスリリースによると

「世界のどこでも、人と人は、食事をシェアする(分かち合う)というシンプルな行為を通じてつながっています。このアプリではデジタルな方法で食事をシェアできます。『飢餓ゼロ世代』、すなわち飢餓のない世界を実現する次世代の人たちが、飢餓に終止符を打つために具体的にできることなのです。」と国連WFPのアーサリン・カズン事務局長は述べています。

飢餓や教育が受けられない状況、そして格差などがテロを生む大きな原因になっているともいわれます。「ShareTheMeal(シェア・ザ・ミール)」そんなテロを生む土壌を変えることに繋がる活動に成長するかもしれません……。

シリア情勢が気になる人はぜひダウンロードして、ご飯をシェアしてみて下さい。

アプリは無料で、以下の特設サイトからダウンロードできます。
http://onelink.to/8j2fzn

 

 

参照:国連WFP、シリア難民の子どもに食事を届ける無料スマートフォンアプリを公開/PR Times
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000009064.html

タイトルとURLをコピーしました