貧困から学校に通えないエイズ孤児のために、教育を受ける環境を整えるため、シングルマザーに仕事を作り出すためのプロジェクトをご紹介します。
エイズ孤児とは『片親ないし両親をエイズで失った18歳未満の子ども』をさし、2012年の時点で全世界に1780万人いると言われています。エイズ孤児のうち約85%は、サハラ以南のアフリカ地域に集中していて、今も増え続けてます。
引用元:エイズ孤児支援 NGO・PLAS(プラス) http://www.plas-aids.org/
エイズ孤児の多くは、短期間のうちに両親を共に亡くすことも多いのですが、運良く母親だけが残っても、既にHIVに感染しているケースも少なくありません、それでも農業や露店などの小さなビジネスをしながら生活を立てています。しかし生活はとても苦しいのが現状です。
そのような中で、子供が教育を受けることは難しく、ご飯を食べるために、例え小学生であっても働くしかない状態になっています。しかし、教育を受けない子供は就ける職業にも限りがあり、さらなる貧困を生み出します。
この状況を変えるべく、子供達が教育を受けられるように、まずはシングルマザーに仕事を作り出すプロジェクトを立ち上げるべく開始されたのが、エイズ孤児支援NGO・PLAS(プラス)のクラウドファンディングです。
NGO・PLAS(プラス)は、2005年12月に設立され、ウガンダ共和国、ケニア共和国の2ヶ国で、エイズ孤児の教育支援活動やエイズ啓発、母子感染予防などに現地団体と共に取り組んできたNGOで、リーダーを育て、エイズ教育をしてきた実績を持っています。
そんなNGO・PLAS(プラス)が行うプロジェクトは、きちんとロードマップができています。プロジェクトでは、まずはじめに、初期投資なども少なくてすみ(例えば農業だとその10倍の初期投資が必要)、家事や育児、仕事との両立で忙しいシングルマザーでも、比較的容易に取り組める、ペーパービーズのアクセサリー作りを企画。それを販売し、収入とします。その後はペーパービーズを作りをブラッシュアップさせながら、洋裁などを導入していくことも検討しているとのこと。
そして、今回のプロジェクトが成功したら、そのメソッドを成功事例として、このノウハウを現地の地域住民組織やNGOに惜しみなく提供、共に全国へ横展開を進めていくことを予定しています。
このNGO・PLAS(プラス)の取り組みが成功したら、他の地域の別の活動も応援できるなんて、ちょっとうれしいですね。
支援を受けるシングルマザーと孤児たちも、ウガンダだけでなく、ケニアにも増やしていくとのことで、その広がりを応援することもできます。
その他、集めたお金の使い方など、クラウドファンディングのページに、詳しく書いてあるので興味のある人はチェックしてみて下さい。
クラウドファンディングは、目標額を達成しないと、プロジェクトに支払われない仕組みです。「応援したいな」と思った時にしないと、いつの間にかプロジェクトが終了していた……。なんてことにもなりますので、お気をつけ下さい。
◆今回のクラウドファンディングのプロジェクトページ
【moonshot】ウガンダでエイズ孤児を抱えるHIV陽性のシングルマザーに仕事をつくる by NGO・PLAS(プラス)
https://moon-shot.org/projects/25
◆エイズ孤児支援 NGO・PLAS(プラス)
http://www.plas-aids.org/